クトゥルフ神話

「知る人ぞ知る」というか「マイナーメジャー」というか、
とにかく不思議な存在感を持っているのがクトゥルフだと思います。
私のオタク人格が形成されたのは中学生のころですが、
クトゥルフの存在を知ったのもこのときです。
といってもTRPGを買う気もなかったわけでして、
名前を知っているだけで終わらなかったのは当時の担任のおかげかと。



これが変わった先生で、霊界研究クラブというクラブの顧問をしてました。
他は知りませんが、私の通っていた中学ではクラブと部活動がありまして、
部活動は課外活動ですが、クラブはれっきとした授業でした。
つまり、いい年こいたおっさんが大真面目に霊界とか中学生に語っていたわけですよ。
まあ、私はそのクラブには所属していなかったのですが、
その先生が資料として所持していた大量の文献*1が教室に置いてあったのが運の尽きでした。



暇に飽かせて読んでいたなかにクトゥルフ特集号があり、メジャーな作品のあらすじが載っていたという運命の皮肉。
あとは転がるように、とは行きませんでしたが、クトゥルフが私の心に刻まれたのは確かです。



月日が流れて大学生になった私は、TRPGクトゥルフの呼び声」と出会いました。
しかしそれは刹那の逢瀬、彼のきまぐれは姿を見せるだけで私のもとに留まってはくれませんでした。*2
一度は「コール オブ クトゥルフ d20」という救いも見えたのですが、結局縁がありませんでした。



そんな私が出会った「クトゥルフ神話TRPG」。
ようやくキーパーできました。
いやあ、TRPGってほんとに面白いですね。
それでは、さよなら、さよなら、さよなら。


*1:(トンデモ)科学雑誌ムーのバックナンバー

*2:既に絶版で入手できなかった